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チャリティ&リサイクル|理容師・美容師さんが出店!フリーマーケット|笑顔・喜び・幸せをプレゼント 「美」を通してできること
2007年9月24日、名古屋にほど近い愛知県東海市、元浜公園にて
1つの催しが行なわれました。
その名も「美容師体験フェスティバル」。
サロンオーナー主導の団体、JBMが業界のイメージアップ
と市民との交流のために開催された
イベントを報告します。


自己利益追求ではない真の経営者をめざすJBM
愛知・岐阜・三重の3県にまたがるネットワークを持ち、現在23サロンのオーナーが所属している日本ビューティーマネージメント協会
(以下JBM)。
創設者の小出昭司氏は、弟の健司氏が美容師を志したということで、サロン出店を機に理美容業界に携わることに。当時の理美容サロンのオーナーと接していて、小出氏が強く感じていたのは「経営を学ぶ機会が少ない」ということでした。
まだ業界が右肩上がりで成長している1991年に「みんな50歳になったらどうするの?」という間いかけのもとにJBMは発足しました。
立ち上げ当初からマネジメント・リーダーシップ・マーケティングなどを中心に勉強してきました。今年4月の名古屋市会議員当選により、小出氏は理事長を後任の宮本孝一氏に譲り、現在は顧問という立場です。
小出氏は「利他の精神」の重視性を強調し、自分だけの得を追うのではなく、社会に貢献してこそ真の経営者となりうる、という考えです。
それはまた「ギブ&ギブ」という言葉でJBMメンバーの間で共有され、そして最終的には人間力の向上をめざしています。

清水恒寿(しみず こうじゅ)清水恒寿(しみず こうじゅ)
体験フェスティバル・実行委員会代表。美容室サンライズ代表。 愛知出身。中日美容専門学校卒業。東海地区のサロンオーナーで構成されるJBM(日本ビューティーマネージメント協会)の理事を務めている。現在、愛知・岐阜・三重に23名が所属している。
なり手減少問題への一手、盛んな広報活動を展開
そんな精神を持つJBMだからこそ、少子化がもたらす理美容師のなり手減少という、現在業界が抱える問題に着手せずにはいられなかったのです。
毎月の経営者としての勉強会の合間をぬって約1年半の間、綿密な準備をして今回「美容師体験フェスティバル」を開催するに至りました。 多くの子どもたちが幼いころに憧れる職業の1つとして美容師はあげられます。
しかし理美容学生をはじめ、なり手の減少に歯止めがかかりません。親に対する業界のイメージアップ、「未来の担い手」である子どもへのアピールの一環として美容師体験フェスティバルは位置づけられています。
「今回のイベントは美容を子どもさんに親しんで、楽しんでもらうことです」とは理事長の宮本氏の想いの中、 一般の人を巻き込んだイベントということで、まずは宣伝広告から最初に着手しました。
最初は東海地区で圧倒的な影響力を持つ中日新聞社から後援を得ることに尽力。
見事それを果たしました。
そして愛知県教育委員会、東海市教育委員会からも相次いで後援を得、とくに開催地である東海市の小中学校には、JBMメンバーがリーフレット配布を依頼しに一校一校訪
問しました。愛知県下の理美容学校にも告知をし、各メーカーやディーラーにもリーフレットの配布を依頼するなど、とにかく幅広いPR活動をしました。
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笑顔・笑顔・笑顔
大盛況の体験ブース
今回の目玉として「美容師体験教室」があります。「ネイル教室」「メイク教室」「ヘアアレンジ教室」「カラーコーディネート教室」「エクステ教室」の5ブースが設けられ、それぞれが無料で体験できるコーナーです。
ありがたいことに、11時の開始とともに各ブースには人だかりができました。
やはり圧倒的に多いのは女の子。普段のサロンではできない大胆なヘアアレンジに、ちょっとはにかみながらも、やっぱりうれしそう。
「今日が初めてなんですよ」と微笑ましくわが子の変身を見守る母親に話を聞いたのはメイクブース。
ばっちりと化粧してもらい、表情も少し大人びた様子。親子そろってJBMメンバーのサロンの常連客で、そこでイベントのことを聞き、この日訪れたそうです。
初体験はネイルやエクステもそう。ネイルブースでは自分で好きな色とチップを楽しそうに選ぶ女の子の姿が見受けられました。
姉と弟で仲よくエクステをつけてもらった浅井シナちゃんと良泉くんは、「うれしい」とエクステをなびかせながら芝生で追いかけっこ。
中日新聞の広告を見て、会場に訪れたという母・涼子さん(仮名)は「じつは昔、美容室で働いていたんです。でも通信で免許をとるには3年かかる上に結婚が重なって、諦めちゃったんですね。だからシナには美容師になってほしくて、今日連れてきたんです。この仕事の魅力に気づいてくれたかな?」と話す。将来のきっかけの1つに、このイベントが貢献していることが実証された瞬間と思いました。
カラーコーディネートブースでは、目の色、肌の色を考慮した上で、その人にあったシーズンカラーを丁寧に教えてくれる教室です。ちょっと難しい言葉もあってか、子どもはキ
ョトンとした様子。反対に親御さんは熱心に耳を傾ける姿が見られました。
多くの子どもたちはこれらブースを一通りまわり、すべての体験を楽しんでくれてました。

いつもはできないからこそ出店を楽しむスタッフたち
今回のイベントでは理美容師が出店するフリーマーケットも話題を呼んでいました。「土日祝日が、かき入れどきのサロンスタッフは、フリーマーケットに出店する機会がなかなかないんですよね。
だから新鮮な体験をスタッフにしてほしかった」と語るのはJBMメンバーの藤本学氏。
もちろん出品はスタッフ持参のもの。もともとファッションセンスがいい理美容師の古着だから、朝から次々と売れていきました。
「今日は若い理美容師さんのフリーマーケットだと聞いて楽しみに来ました」と子ども連れの夫婦。
お店を開いていたスタッフは「今日は大放出ですよ。リサイクル精神で、地球にやさしい美容師をめざします(笑)」と笑顔で話す。
しかし楽しむだけではなく、「普段のサロンワークと違って、売る工夫が必要だということがわかりました。
モノを買う人の考え方が少しわかった気がします」と今後に活かせることを学んだとの声も。
やはり仕事柄、ほとんどのスタッフがこの日フリーマーケット初出店。スタッフの充実した笑顔に、各オーナーの想いが十分に伝わったことでしょう。
オーナーの背中を見てスタッフに気づいてほしい
事前の打ち合わせや準備、当日のフォローなどのほとんどはJBMメンバーである、サロンオーナーが自ら動いて行なっていた。
スタッフ任せにせず、先頭に立ってイベントを運営する姿が目立つ。
前出の藤本氏は「まずはオーナーが動いていることを、スタッフには感じてほしいですね。このイベントだって最初は難しいと思われていたものですが、やる前からダメだと思っていたらどうしょうもない。
確率どうこうではなく、動いたところに結果がついてくるということに気づいてほしいです」と熱く語る。
顧問・小出氏は「オーナーが一生懸命、真摯な姿勢で社会貢献をしている姿を見て、スタッフは『自分たちにも同じ気持ちで接してくれてるんだろうな』と信頼してくれます。
そこでより強い結びつきが生まれるのです。スタッフ1人ひとりの人生を考えると、私はどうしてもスタッフに挫折してほしくない。
美容師でよかった!と心から思ってほしいんですよ。だから家族のように一生付き合っていくことを決めています」とこちらも負けず劣らずの熱量で、スタッフヘの想いを話す。
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「美』を通じて幸せをもたらす理美容師の手に宿るもの
今回のイベントでは、とにかくたくさんの笑顔に出会いました。
子どもが笑い、親が笑い、スタッフが笑い、オーナーも笑顔。
理美容師は「美」を提供することでお客様に喜んでもらう、それが仕事です。
しかしそれだけにとどまらない可能性がこの仕事にはあります。
それは「美」を通じて、人々に「幸せ」をもたらすことができるということ。今回のイベントでは、日々サロンで行なっていることをそのまま外に持ち出しただけです。
しかし普段はサロン以外で接する機会の少ない理美容師との交流は、訪れた人々に喜んでいただけたと思います。
「手に職をつける」とは技術者を指して、よく使われる言葉。だが理美容師が手にするものは技術だけではありません。
それを活かして、人々に笑顔や幸せという最高のプレゼントを渡せる資格を手に入れることができることになります。
参加したスタッフは、そのことを強く感じてくれたことでしょう。終了時間を迎えて感想を聞くと、「子どもたちに喜んでもらえてよかったです。あと、たくさんの人と交流できたことが楽しかった」や「ちょっと疲れたけど、充実しました」など晴れやかな顔で話してくれました。
美容師体験フェスティバルの来場者数は3000人近くにおよび、大盛況のうちに幕を閉じさしていただきました。
「今度はいつやるんですか?」会場では多くの人がそう尋ねてきた。「その要望に応えて、もっと趣向を凝らしたものを次回はやります!」という清水恒寿運営委員長の挨拶で締めくくりました。
この日の模様は名古屋地方のテレビ局2社で紹介され、多くの人にその存在が知っていただけたと思います。次回はさらなるスケールアップができるよう頑張ります。
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